ハッピー体操の効果

 1 親しみやすいムードに変わる

 テンションがほどよく高くなると、ネガティブからポジティブに切り替わり(不快神経優位から快感神経優位へ)、心が開いている状態になるからです。

 ハッピー体操後、受講者たちはまた売場に戻るのですが、「いつもよりもお客さまのほうから声をかけられる回数が多かった」という声が珍しくありません。

 ハッピー体操で感受性が高まり、気持ちが弾んでくるのです。そして、思考がポジティブになるため、プラス感情が出やすくなり、素直に表現できるようになります。こうした変化が、親しみやすい雰囲気を醸し出しているのです。

 2 目の表現力がアップ、目が笑顔になる

 笑顔の「形」のうえでのポイントは口もとですが、「心」のポイントは目もとです。

 心からの笑顔になれない、というのは、目が笑顔になれないということ。

 目は脳と直接つながっているため、脳が楽しいと感じられないと、目も楽しい表情にはなりません。目はうそがつけないのです。

 研修で多く見られるのも、口角は上がっても目が笑顔にならないケースです。

 ハッピー体操でテンションが上がると、心が動きます。

 心が素直になるので、感情がしぜんに出せるようになり、目が笑顔になります。

 どんな人でもナチュラルないい笑顔になってしまいます。

 目が笑顔になるということは、目の表現力がアップした結果ともいえます。