トランプ米政権は、中国の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を国家安全保障上の脅威があるとして締め出そうとしている。しかし、米国がこれほど人気の高いアプリをブラックリスト化したことはなく、華為技術(ファーウェイ)などの中国企業を相手にする場合とは異なる難題に直面している。1つは新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)中に退屈しのぎにティックトックをダウンロードした数百万人の米国人ユーザーだが、他にもハードルはあり、トランプ政権は措置を講じる上で慎重に事を進めることになりそうだ。こう話すのは、米シンクタンク、ニューアメリカ財団のサイバーセキュリティー専門家、サム・サックス氏だ。「彼らはハードルを克服し、反発を避ける方法を見いだそうとしている」
米政権のティックトック締め出し、一筋縄でいかず
人気アプリの規制には他の中国ハイテク企業とは異なる難題
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