スイスの高級腕時計メーカー、ロレックスは、自社の中古時計認定プログラムによって損益分岐点に達しているだけだろう。これは意図的なものと見られる。利益を犠牲にすることで転売業者を廃業に追い込もうとする一方、ブランドの評判を守っている。ロレックスは、偽造品や投機筋がはびこる年間数十億ドル規模の中古時計市場を見て、介入する必要があると判断した。同社は3年前、公式の中古時計認定プログラムを立ち上げた。データ分析会社ウオッチチャーツの推計によると、このプログラムは2025年に5億ドル(約780億円)以上の売上高をもたらす見込みだ。ロレックスの主要正規販売店の一つである英ウォッチズ・オブ・スイスは今月、投資家に対し、ロレックス認定中古時計は現在同社で2番目に売れている商品だと述べた。
ロレックスの「転売ヤー」対策奏功、教訓は
ロレックスが認定した中古時計に対し、消費者は非認定品より30%近く高い金額を支払う
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