――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター ***  これまで感染を封じ込めてきた地域も含めて、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が再燃している。新型コロナ感染症(COVID-19)のリスクは当面のあいだ排除できず、制御する以外にないことが明らかになっている。  つまり、米国人はどれほどのリスクを許容すべきかを決めなければならない。今秋の学校再開を巡る議論が示すように、それは単純なことではない。  活動の再開は必然的に、感染に弱い人々を脅威にさらすリスクを伴う。