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 朝食には卵の代わりに豆腐を食べ、料理には牛肉ではなく豆を使うようにすれば長生きできるかもしれない―。そんな研究結果を、米国立がん研究所(NCI)のJiaqi Huang氏らが「JAMA Internal Medicine」7月13日オンライン版に発表した。普段の食事中の動物性タンパク質を植物性タンパク質に置き換えると、全死亡リスクが低下する可能性があることが分かったという。

 Huang氏らは今回、1995年から2011年にかけて、食事パターンと健康に関する長期的な調査に参加した米国人男性23万7,036人と女性17万9,068人のデータを分析した。対象者の食事中に含まれるタンパク質の割合は、平均で約15%であり、そのうち40%は植物性、残る60%は動物性だった。

 16年間の追跡調査の結果、男女ともに、植物性タンパク質の摂取が全死亡リスクの低下と関連する可能性が示された。1,000kcal当たりのタンパク質の摂取量を、動物性タンパク質から植物性タンパク質に10グラム置き換えるごとに、全死亡リスクが男性では12%、女性では14%低下したという。

 また、動物性タンパク質から摂取するエネルギーのうちの3%を植物性タンパク質に置き換えると、全死亡リスクが男女ともに10%低下し、心血管疾患による死亡リスクが、男性では11%、女性では12%低下することが明らかになった。動物性タンパク質のうちでも、卵を植物性タンパク質に置き換えた場合に全死亡リスクが、男性で24%、女性で21%低下し、赤肉を植物性タンパク質に置き換えた場合には、それぞれ13%、15%低下した。