――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国内総生産(GDP)は4-6月期(第2四半期)に過去最悪の大幅減となった。政府が新型コロナウイルス危機対策の刺激措置を講じていなければ、さらに悪化していたことだろう。  商務省が30日発表した4-6月期の国内総生産(GDP)は前期比年率換算で32.9%減となった。1-3月期は同5%の減少だった。年率換算値が示すのは、当該四半期のペースで景気縮小が1年間続いた場合にGDPがどれほど減少するかだ。幸い、それは現実化する数字ではない。