――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト ***  このところ米国の公職指導者が党派間で合意できるテーマはほぼ皆無のように思われる。だが、29日に米下院司法委員会の反トラスト小委員会が開いた公聴会は、彼らに共通のターゲットがあることを明確に証明した。  共和・民主両党の下院司法委員会メンバーは、時として険悪で、政治色の濃いやり取りに終始してきたが、公聴会の開始早々、恐らく最も興味深い一節が聞かれた。反トラスト小委員会のデービッド・シシリン委員長(民主、ロードアイランド州)が、ケン・バック下院議員(共和、コロラド州)のものだとする発言を引用したのだ。