一方、事業規模が比較的大きく、影響基盤があり、債務をカットすることで事業継続可能な再建型を選択する事業者が一部に限られていることが分かる。また、負債額別に見ると1億円未満が全体の37.9%、5億円未満だと全体の79.2%を占めていることからも大半が事業規模・基盤の小さな中小零細企業であることが分かる。

 ちなみに負債額が最大となっているのは旅行業の(株)ホワイト・ベアー・ファミリー(大阪市、6月民事再生法)で約278億円。100億円を超える大型倒産は3件あり、その中には東証1部に上場していたアパレルメーカーの(株)レナウン(東京都港区、5月民事再生法、負債約138億7900万円)も含まれている。

東京と大阪が
全体の3割強

 次に所在地別で見ると、東京都が95件で最多。これに大阪府(41件)が続き、東京都と大阪府の合計(136件)で全体の34.0%を占める。そのほかの上位は、北海道(23件)、静岡県・兵庫県(各19件)、愛知県(18件)、神奈川県(13件)など。

 47都道府県のうち、44都道府県で発生が確認されており、和歌山県、島根県、高知県の3件では発生が確認されなかった。