コロナ禍の不況で
経済の中国依存深まる
コロナ禍でアジア金融危機以来の景気悪化に苦しむASEAN(東南アジア諸国連合)が中国と経済的な関係を深めている。
しかし、対中経済依存度の高まりは経済面ではプラスだが、米中新冷戦のもと板挟みになる政治リスクは高まる一方だ。
足元では脱ファーウェイの圧力、南シナ海を巡る対立が大きな問題となり、これまでASEANが推進してきた対米中バランス外交は難しい局面を迎えている。
今後、ASEANは対中経済依存度の高まりを修正する必要がありそうだ。