――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  雇用は7月も回復が続いた。この先もそれが持続するかどうかを判断するには、3つのことを注視する必要がある。議会の動向、学校の動向、新型コロナウイルスの動向だ。  米労働省が7日発表した雇用統計では、就業者数が約176万人増加した。6月の479万人増からは伸びが鈍化したものの、好ましい兆候ではある。コロナ感染が再び拡大し、規制措置が強化される一方で、企業はコロナ危機の最悪期に一時解雇した従業員を呼び戻しており、コロナによる打撃が大きかったレストランなどの業界ではとりわけこの動きが顕著だ。