航空券の払い戻しが遅れたり拒否されたりしている。提供された数千ドルの価値のあるバウチャーは既に期限が切れたか、規約に縛られて使えない。いつまでたっても電話はつながらず、メールに返信はない。苦情は無視される――。消費者はキャンセルした航空券を巡って航空会社と今も戦っている。航空券を処理するエアライン・レポーティング・コーポレーション(ARC)によると、米国の旅行代理店がこれまでに扱った航空会社による払い戻しは既に10億ドル(約1070億円)を超える。これには航空会社による直接の返金は含まれておらず、直接の返金は旅行代理店が扱った額の2倍を超えそうだ。しかし払い戻しの代わりにバウチャーが発行されることのほうが圧倒的に多い。これなら航空会社は顧客が支払った現金を手放さずにすむからだ。
旅行自粛で航空券キャンセル、返金しぶる航空会社
バウチャー発行による対応多いが期限付き
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