気の利いた話をするために
Photo:PIXTA

ユーモアなどの気の利いた話をしたつもりが、失言となりバッシングを受けてしまうというのは、政治家や芸能人に限らず、特にオジサンに多いようだ。FacebookやTwitterを使うオジサンたちが増えている中、そのような事故を起こさないためにはどうすればいいのか。(作家・社会学者 鈴木涼美)

オジサンに多い
無自覚な失言

 飲み屋やクラブなどで過ごす時間が減り、家で過ごしたり何か読んだりする時間が増えた今年は、ちょっとしたインターネット記事やSNSの投稿をきっかけに、誰かの失言が物議を醸す回数が多かったように思う。

 記憶に新しいのは、天才と呼ばれる棋士やスポーツ選手らの配偶者を「国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定すべきなんじゃないか」と発言して、危険な優生思想だと指摘されたミュージシャンや、新型コロナウイルスによる経済不安でかわいい新人風俗嬢が増えるのが「楽しみ」としたお笑い芸人だろうか。