鈴木涼美
離婚するならこの人と!36歳で結婚した女性の「理想の離婚相手」
2021年に北川景子主演で放送され、TVerの再生回数が歴代ドラマで1位を記録するなど大いに話題となったドラマ『リコカツ』(TBS系)。独身だった著者はこのドラマを視聴し、結婚に抱いていた仄暗い不安の中に「一筋の光」を見たのだという。はたして、その理由とは。本稿は、鈴木涼美『不倫論 この生きづらい世界で愛について考えるために』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。

愛人を「やばい女」にしてしまう男の共通点
不倫する男性は世の中に「都合の良い愛人」と「都合の悪い愛人」の2種類がいると思っている。しかし、実際は都合の良い愛人だっ女性が傷ついて絶望し、自らの不貞を晒してでも男に復讐する「やばい女」に変貌するものなのだ。愛人を「やばい女」にする男性の特徴とは。本稿は、鈴木涼美『不倫論 この生きづらい世界で愛について考えるために』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。

「不倫が即バレる人」の決定的な特徴
「不倫バレからの離婚」というケースを耳にすることは多い。男女の恋愛の機微を綴った文章に定評のある著者いわく、不倫が不倫以上の関係に発展するのは「3つの条件」が揃ったときだという。筆者が語る「不倫をする資格のある人」とは?本稿は、鈴木涼美『不倫論 この生きづらい世界で愛について考えるために』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。

夫婦が同じ氏を名乗ることが義務付けられている例は現世界に類を見ない。個人的に「今の苗字が嫌い」「好きな人と一体な感じがいい」という人はいるが、「選択制」にまで反対するのはもう少しカルトなにおいがする。

2020年ももうすぐ終わるが、今年は不倫報道が相次いだ。東出昌大、渡部建、瀬戸大也、近藤真彦、さらに先月は元衆議院議員の宮崎謙介氏の4年ぶり2度目の不倫が発覚した。だが、その後、離婚する夫婦もいれば、そうでない夫婦もいる。果たして「許される力」を身に付けるために必要なこととは。

アニメ映画「鬼滅の刃」の大ヒットが続いている。原作は週刊少年ジャンプの連載漫画で、鬼に家族を殺され、妹を鬼にされた主人公が、妹を救うために戦う物語だ。だが少年漫画と侮ることなかれ。そこには、理想の上司として学ぶべきことがいくつも描かれている。

現状日本では酒気帯び運転は厳しく取り締まられる罪であるのは間違いないし、そもそもアルコール依存症と診断されているかは関係なく「飲んだら乗るな」は常識である。依存症自体は病気だが、別にそうでなくとも、お酒の失敗を繰り返す人というのは多くいる。

ユーモアなどの気の利いた話をしたつもりが、失言となりバッシングを受けてしまうというのは、政治家や芸能人に限らず、特にオジサンに多いようだ。FacebookやTwitterを使うオジサンたちが増えている中、そのような事故を起こさないためにはどうすればいいのか。

恋愛において「ケチ」はトラブルのもとになりがちである。しかし、一方で、お金を節約してもケチと思われず、女性に好かれる男性も少なくない。その差はどこにあるのだろうか。

愛人の告発によって人気お笑いタレントの不倫が発覚した。おそらくタレント本人も週刊誌報道が出るとわかる直前まで、自分に惚れているはずの女性が、週刊誌に密告するなど考えてもいなかったのだろう。だが、こうした愛人からバラされる男には、顕著な2つの特徴がある。

自分のFacebookに何を書こうが全くもって本人の自由だし、誰かを攻撃したり差別感情を撒き散らしたりするのでなければ、他人に何か言われる謂れはない。とはいえ、おじさんのSNSには、若者の冷笑を買ったり、時に気持ち悪いとすら言われてしまう情報発信も多く見受けられる。そうしたおじさんたちに共通するのは、情報の受け取り手のことを考えず、自由に情報発信していることだ。だが、SNSとは、見ている人がどう感じるか、何を求めるかを考えて使う、不自由な表現手段と考えたほうがいいだろう。昨夏、従軍慰安婦を象徴する少女像の展示などで「表現の不自由展」が物議を醸したが、モテるおじさんのSNSとは、いわば「不自由な表現展」なのである。

経済力も社会的地位もそれなりにあり、見た目だってそんなに悪くはないのに、なぜか女性に嫌われがちな男性というのは少なからずいる。女性にモテる「お金の使い方」とはどのようなものなのか。

財力も社会的地位もあり、おっさんくさくないように身なりもバッチリ。そんな上司が部下の女性から頼りにされない一方、特別秀でた外見でなくとも尊敬され、信頼される上司がいたりする。好かれる上司と嫌われる上司の境目はどこにあるのか。

セクハラ冤罪を避けるための「恋のボーダーLINE」とは
順調に出世していたエリート社員が、女性社員からのセクハラやパワハラの告発で突然左遷されるケースが増えつつある。特に最近はラインの普及により、気軽にコミュニケーションを図れる半面、発言内容などによっては相手に嫌われるリスクも高まっている。果たして女子社員に好かれる人と嫌われる人の境界線はどこにあるのか。

第22回
AV女優も「いいね!」集めも根っこは同じ失われゆく価値といかに向きあうべきなのか【社会学者・鈴木涼美×社会学者・開沼博】
『「AV女優」の社会学』の著者として話題を呼ぶ鈴木涼美と開沼博の対談。「女子高生」の“値札”を失ってから、その寂しさをいかに埋めればよいのか。Facebookの「いいね!」集めやパワースポット通い、ホストに入れこむのと同様に、AV女優という仕事がその一つになっていると鈴木は語る。

第21回
AV女優への偏見こそが仕事の価値を生んでいる 「女子高生」ほどわかりやすい“値札”はない【社会学者・鈴木涼美×社会学者・開沼博】
『「AV女優」の社会学』の著者として話題を呼ぶ鈴木涼美と開沼博による対談。AV女優に対する偏見と、裸が猥褻物であるという事実が、AV女優という仕事の価値を高めていると鈴木は語る。100円の下着が8000円で売れた「女子高生」ブランドを失ったとき、鈴木は何を思ったのか。

第20回
自ら語ることで女の子は「AV女優」に変わる 彼女たちはなぜ、AVの世界を選んだのか【社会学者・鈴木涼美×社会学者・開沼博】
『「AV女優」の社会学』の著者として話題を呼ぶ鈴木涼美と開沼博による対談。女の子たちはなぜ、AV女優になることを選び、どのようにAV女優へと変わっていくのだろうか。そこには、面接という商業的な仕組みのなかで自らを語り続けることで、普通の女の子がAV女優に変貌する構造があった。
