「イメチェンしたのに<br />なんかダサい」を解消!<br />垢抜けヘア最大のポイントとは?

Instagram+TikTokの合計フォロワー27万人超えの美容師、小西恭平さんをご存じでしょうか。月間新規指名客数400人以上。全店総指名数、売り上げNo.1。新規客の予約が1日100件入ったこともあるという小西さんは、表参道の人気ヘアサロン「Of HAIR」に務めるカリスマ美容師です。
そんな彼は、初の単行本『あなたは髪を切らなくても変われる』のなかで、美容師でありながら「髪を切らなくても新しい自分になれる」と断言しています。
この連載では、誰でも必ずかわいくなれる、「シンプルなのに、どこかおしゃれ」な髪型を、自宅にいながら自分でつくる方法をお伝えしていきます。
この記事では、「イメチェンしたのになんかダサい」を解消するための、自宅でできる垢抜けスタイリング法を徹底解説。鏡を手元にご用意いただき、実践しながら読んでみてくださいね。
(取材・構成/川代紗生、撮影/疋田千里)

何回スタイルチェンジしても
垢抜けない理由

──「何回イメチェンしてもなんかダサい」「垢抜けない」みたいな悩みを持つ女性はかなり多いと思うんです。「垢抜けヘア」の最大のポイントは何でしょうか?

小西:ずばり「質感」ですね。いくら髪を切っても、ショートヘアにスタイルチェンジしても、ロングに伸ばしても、髪の毛がパサパサしていたら何も意味がないので。僕のカットですごく大事にしているのは、じつは「質感」なんです。

周りからも、「小西さんの作るヘアスタイルって、質感が違うから、小西さんがやったってすぐわかります」って、よく言われるんですよ。

なぜなら、「やわらかさ」を出すようにしているからです。最近は、オイルでスタイリングした「ちょいウェット」がトレンド。オイルやバームも流行って、よく売れていますよね。かきあげスタイルでも、パーマスタイルでも、ストレートでも使える。

「髪がちょっとパサついてるな」と気になる人は、ちょっとオイルをつけてあげるだけで、一気におしゃれ感が増すんです。

「イメチェンしたのに<br />なんかダサい」を解消!<br />垢抜けヘア最大のポイントとは?小西恭平(こにし・きょうへい)
1988年生まれ。東京都出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、美容師として人気ヘアサロン「Of HAIR(オブヘア)」に入社。現在、表参道店にてディレクターを務める。月間新規指名客数400人以上。全店総指名数、売り上げNo.1。新規客の予約が1日100件入ったこともある。ライフスタイルに合うシルエットと再現性の高いカット技術に定評がある。Instagram、TikTokによる高い発信力を持ち、国内外の女性から圧倒的な支持を集める。特に「印象の違い」と題した投稿が人気。Instagram:@kyohei_konishi TikTok:@kyohei1120koni

自宅で手軽にできる
イメチェン術

──髪を切らずに最初にイメージを変えるには、何から手をつけたらいいでしょうか?

小西:光沢を髪に出してあげるだけで、一気に「垢抜け感」が出るんです。『あなたは髪を切らなくても変われる』にも書いたのですが、ふだんスタイリングをしない人も、ちょっとスタイリング剤をつけるだけで一気に垢抜けすること、よくありますよ。

大事にするといいポイントは、「ツヤ感」と「ドライ感」をミックスすること。やっぱり年齢が上がっていけば上がっていくほど、髪の毛ってツヤがなくなっていくんです。お肌も、だんだんシワやシミができたり、乾燥したりしてくるでしょう? 髪も一緒で、だんだん髪が細く、クセが出やすくなってくるんです。

たとえばクセが強い人でも、髪の表面にストレートアイロンを入れて、ツヤを与えてあげるだけでも、年齢が5歳若く見えたりします。質感って本当に、それくらい大事なんです。