アイロンとオイルで
ひし形シルエットに
小西：次はストレートアイロンを使います。コテやアイロンを使ったスタイリングの方法も本に書いてあるので、詳しくはそれを読んで練習してほしいのですが、あまり慣れていない人はカールアイロンではなくストレートアイロンから練習してみてください。ヤケドの心配もないし、サクサクすすめられます。
（1） まず、アイロンを使って、軽く内巻きにしてみてください。前髪も軽く通すイメージですね。
（2） 次にスタイリングのポイントですが、オイルを使ってください。根元につけるとベタついて髪の毛洗ってない人みたいになっちゃうので、髪の中間から毛先に。手を「熊手」のようにして、全体的になじませてください。毛先にもオイルをつけると、おさまりがキュッと良くなります。
（3） スタイリングで髪を耳にかけるとき、割合を変えるといいです。たとえば、今回は右側を多めにかけてるんですけど、左側はちょっと少なめに。菱形ラインのシルエットをつくって、元々の頭の形を活かしつつキレイになります。
たった10分で、抜け感のあるおしゃれな髪型に。前髪のパックリ割れもまったく気にならなくなりました。
──すごい！ 本当に髪を切らなくてもここまでイメチェンできるんですね。
小西：美容室で働いていると感じるのですが、切らなくてもいい人って、いっぱいいるんです。「変わりたかったら切るしかない」なんてことはありません。
具体的な方法はここでは全部語りきれないので、気になる方は『あなたは髪を切らなくても変われる』を読んで研究していただけたら。
顔の形やおでこの形、目の小ささなど、顔のパーツ毎のコンプレックス対処法もまとめてあります。
自分で思い込んでいる「似合う髪型」と、本当に「似合う髪型」が違う可能性もあるので、サロンに行く前にいったん調べていただくのがいいと思います。
【大好評連載】
第1回 石原さとみはなぜ垢抜けたのか？カリスマ美容師が教える「似合う髪型」の見つけ方
第2回 マスクやZOOM会議で映える「前髪」戦略！髪を切らなくてもイメチェンできる
第3回 「イメチェンしたのになんかダサい」を解消！垢抜けヘア最大のポイントとは？
第4回 カリスマ美容師が、お客様に「毎月、髪を切りに来なくていい」と言う理由
