moto まずはリアルで行っていたことがネットに移行したことで無駄が見えるようになったことですね。ビジネスシーンにおいては強く感じるようになりました。

尾原 motoさんは一般企業に勤める会社員という顔もお持ちですが、そういった場所でもそれは感じられると。

moto そうですね。本の中でも語られていましたが「会議は1時間でやるもの」とか「この会社に勤めているから自分の仕事はこれだ」みたいな会社の箱における価値観は無くなりつつあるように思います。こういった価値観の変化は今後ますます加速していくと思いますし…より一層「何ができる人間なのか?」という「個人の価値」が問われる時代になる気がしています。

尾原 もちろんリアルにはリアルの良いところもあるんですが、それ以上に「会議がすぐに終わってしまうと、お時間を確保して頂いた先方に申し訳ない」とか「せっかく来ていただいたんだから、こちらは5名で参加しよう」みたいな、本来の生産性とは関係ないバイアスが働いていたりしますよね。

moto おっしゃる通りですね。これまでの型から入ってしまう働き方によって生まれた無駄みたいなものってたくさんあると思うんですよね。

尾原 逆に、ネット上の人格だったらある程度相手の普段の考えを理解した状態で打ち合わせもはじめられるじゃないですか。実は今回、私とmotoさんは初対面なわけですけど、私もmotoさんの普段の発信を目にしているから、最初からこの本の内容ならmotoさんに頼むしかない!というところでお声かけさせていただいて、こうやってはじめから濃い話ができている。

moto リアルとネットの主従関係のバランスはこれから大きく変わりそうですよね。