8月30日に発売になった、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」。100万台以上売れたSCEの家庭用ゲーム機「プレイステーション 3」(PS3)の専用地上デジタルレコーダーキット「torne(トルネ)」ユーザーであれば、買うか買わないかお悩み中なのでは?
というわけで、本連載「コンテンツ業界キャッチアップ」でおなじみの小山友介芝浦工業大准教授(torneユーザー歴2年、かつnasne2台持ち)に、「torneユーザーなら、nasneは買い」の理由について、忌憚なく書いてもらった。
nasneはコンパクトでカッコイイ
結果、小山家のHDDはムダに増え続ける?
nasne発売の一報を聞いた時、「外付けHDDごと絶対買う!!」と決めたまではよかったが、同時に頭をよぎったのは部屋のスペースの問題。写真を見ていただければおわかりいただけるが、筆者の家のTV台にはPS3はもちろん、家庭用ゲーム機が3台と、torne用にPS3に接続した外付けHDDが2台もある。
ここに、本当にnasneを置けるのか?
が、その心配も杞憂に終わる。写真をよーく見ると、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」のヨコに薄くて黒いハコがあるのがお分かりいただけるだろうか(となりに、灰色のHDDがある)。それがnasneだ。右隣のHDDと比較しても分かるが、nasneはとにかくコンパクト。これは本当に助かった。
もともとnasneは500GBのHDDを内蔵しているが、筆者の場合、卒論指導資料用のアニメや教材用の番組を撮りだめしていると、容量はすぐ限界に達する。だが、外付けHDDも増設できるし、本当にありがたいのだった(nasne2台のうち、もう1台は大学で使用中)。
ちなみにどうでもいい話だが、nasneのデザインはカッコイイので、新築マンションのリビングにおいても違和感ナシ。むしろ、nasneと並べると、外付けHDDのカッコ悪さの方が目立ってしまう気すらする。つまり、「上質です(トルネのキャラクター、トルネフの口グセ)」。