米リッチモンド地区連銀のトーマス・バーキン総裁は1日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)との電話インタビューで、労働市場の回復が鈍いことから連邦準備制度理事会(FRB)は相当な持続的景気支援を維持する必要があるとの見解を示した。バーキン氏は、新型コロナウイルスの封じ込めが予想以上に困難なことが明らかになっており、労働市場の回復は想定よりも遅いと指摘。個人の公衆衛生対策の順守が、景気回復の持続性を決定する重要な要素になるとの見方を明らかにした。同氏は「(対人)距離に関する適切な決まりとともに経済を再開し、これを順守すれば、(中略)病気のない社会とはいかないものの、少なくとも業務を行えるほどには予測可能な経済の確保に努められるということを学んだ」と語った。
米経済、持続的支援が必要=リッチモンド連銀総裁
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