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テレビから流れてくる芸能人ゴシップ。今年は衝撃的な不倫ニュースが複数あった。テレビの中のことと笑っていられればいいが、男と女のニュースは、時として夫婦の間に溝をもたらす。(取材・文/フリーライター 鎌田和歌)

不倫は理想?ご法度?
露呈する価値観の相違

 新型コロナウイルス感染症によって東京五輪が延期となった2020年。こんなことになるなんて、1年前には誰も予想し得なかった。

 予想し得なかった…といえば、週刊誌によってすっぱ抜かれてしまった芸能人たちの不倫だ。年始早々、俳優・東出昌大氏の不倫が発覚し、その後離婚。6月には芸人の渡部建氏の不倫が報道された。

 芸能人の不倫や浮気が報道されるのは今になって始まったことではないが、前述の俳優の場合は「芸能界きってのおしどり夫婦」と好感度が高かったことや、不倫相手との共演映像にインパクトがあったことから話題が長引いた。

 後者の芸人の場合は、不倫相手が複数であったこと、「多目的トイレ不倫」とも表現されたその内容が非常に品のないものであったことから、通常の不倫報道とは違うインパクトがあった。渡部氏は報道をきっかけに今も活動を全面自粛中だ。付け加えると、前者も後者も、妻が好感度の高い芸能人だったために、余計に妻への同情が集まる結果となった。

 不倫というのは、夫婦にとってナイーブな話題だ。芸能人ゴシップとはいえ、過去に自分の身に起こったことや、これから起こるかもしれない事態を予想して憂鬱になる場合もあるだろう。

 そして、ここで問題となるのが、芸能人の不倫ゴシップに関して夫婦間に温度差がある場合。夫婦間で見解がある程度共通していればいいが、案外すれ違うことがある。

 ここからは、今回のような芸能人の不倫ゴシップをきっかけに起こりがちな夫婦間の不和について、ケース別に紹介していきたい。

「不倫は男の理想」と言ってしまうケース

 たとえば都内在住の30代女性Aさん(結婚8年目)の場合、「不倫報道を見るときの夫の反応がムカつく」と言う。