Photo:PIXTA

転職サイトに登録している公務員の数が過去最高を突破した。また、公務員の転職先には、コンサルティングファームやIT系ベンチャーなどが挙がるケースが多いという。行政をつかさどる公務員の転職希望者が増えている理由とその影響について、『公務員試験のカラクリ』(光文社新書)などの著者で行政評論家の大原みはる氏に聞いた。(清談社 沼澤典史)

公務員の転職サイト登録者数が
過去最多を突破

 安定した職業の筆頭である公務員。親が子どもになってほしい職業でも常に上位に食い込むが、近年は転職希望者や離職者が増加傾向にある。

 人材大手エン・ジャパンの転職サイトにおいて、国家公務員と地方公務員の登録者数は2019年10~12月期で1万2379人。前年同期に比べて22%増加し、サービス開始以降で登録者数は最多になったという。

 ちなみに、年代別では20代が多く、民間企業の中では意思決定が早いとされる外資系コンサルティングファームやITベンチャーへの転職例が多いという。このような状況について大原氏は、あくまでコロナ前までの傾向と断った上で次のように話す。