飯盛徹夫オリエントコーポレーション(オリコ)社長
飯盛徹夫オリエントコーポレーション(オリコ)社長 Photo by Kazutoshi Sumitomo

キャッシュレス決済の広がりで競争が激化するクレジットカード業界。信販大手のオリエントコーポレーションもその一角を占める。大手や新興勢力とどのように戦うのか、飯盛徹夫社長に聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部副編集長 布施太郎)

強いシステムインフラは競争力の源泉
コスト削減目標100億円から130億円に

――ビジネスの注力分野はどこですか。

 昨年度から中期経営計画がスタートした。成長事業と基幹事業とに分け、成長事業としてカード・融資事業と決済・保証事業、基幹事業に個品割賦と銀行保証を位置づけた。歴史的に個品割賦と銀行保証は、信販会社の昔ながらの事業だ。その上で、成長事業の新しい戦略を考えるのが、私に期待されていることだ。スピーディーに柔軟に間断なくやっていく。

 2018年に基幹システムを刷新した。基幹システムの刷新に失敗する会社もある中で、時間はかかったもののリリースできた。新しいペイメント事業者がどんどん参入してきているが、強いシステムインフラを持っているかといえば、もともとどこかの信販会社が持っていたものを買ってくるケースが多い。マーケットがどんどん拡大する中で、監督官庁の経済産業省も今後、いろいろな規制を課してくるだろう。それを吸収しながら、業務遂行できるシステムを持っているという点では、当社が一番強いと思う。

 信販会社がカード事業を伸ばそうとすると、ペイメント機能をまずカードにくっつける。そこで何をやりたいかというと、キャッシングとリボルビングとローンだ。新規の参入業者もそれをやりたい。しかし、しっかりしたセキュリティーとキャパシティー、スピードを持ったシステムを持っているのかというと持っていない。今後、大いに生かす余地がある。

――国内ではトップラインをなかなか伸ばせない環境ですが、どのような戦略ですか。