フロントとリアで用途を
明確に分けた設計思想

 タフトの大きな魅力は、スカイフィールトップ。全車、前席上に大型ガラスルーフを標準装備する。その名称どおり、空が感じられる魅力的な装備だ。効果は抜群。ガラス面積が大きいので、一般的なガラスサンルーフとは比較にならないほどの開放感がある。セミオープン感覚のドライビングは新鮮だった。手動式サンシェードが組み込まれているのもうれしいポイントだ。

 インパネの造形は個性的。エアコン用ルーバーを縦に配置したり、オレンジのアクセントカラーを加えたりと、独特の演出がある。パーキングブレーキは電動式だ。

 前席優先とはいえ、後席もなかなか広い。身長170cmのパッセンジャーが座って足が組めるほど。シート形状も工夫され、自然な姿勢で座れる。座り心地は固めだ。

 タフトならではの特徴は、リアのドアトリムやシート色をフロントより明るい色調でまとめた点だ。後席頭上はガラスルーフがないが、明るさの差はあまりない。これは後席回りを明るいカラーで仕上げたデザインの効果だと感じた。

 後席は前後スライド未対応で、折りたたみは背もたれを前に倒す機構に限られている。荷室フロアカバー位置は調節可能。背の高い荷物が積める。このあたりからも、フロントとリアで用途を明確に分けた設計思想を感じた。

ダイハツ・タフトG(FF)荷室タフトは後席回りの遊びを楽しむ“フレキシブルスペース”としたパッケージング シートバックを倒すとフラットな荷室出現