米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会は、新型コロナウイルスのワクチンが利用可能となった場合の優先的な接種対象を勧告する案について、採決を延期する見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。ワクチンに関する情報の把握などが必要とみているためという。外部の医療専門家で構成する予防接種諮問委員会(ACIP)は22日に開く会合で、臨床試験を終えたコロナワクチンの優先的な接種対象に関する案について採決する予定だった。関係者によると、特定のワクチンに対する当局の承認が下りるまで採決を見送る可能性がある。諮問委の役割は、ワクチンが規制当局から承認された後に、利用について勧告することだ。次回の会合は10月下旬に予定されている。
米CDC諮問委、コロナワクチンの優先接種巡る採決延期へ
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