新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、クラウド関連のスタートアップ企業に新規顧客や投資マネーが流入している。背景には、企業が先を争ってクラウド関連のプロジェクトを加速させていることがある。  最も大きな追い風を受けているのが、アプリケーションセキュリティー、コンピューターネットワーキング、ストレージ、エンタープライズデータベースなどを手掛ける新興企業だ。  調査会社CBインサイツによると、4-6月期のクラウド関連の資金調達は世界で97件と、前年同期の76件から増加し、3年ぶりの高水準となった。