今年の米大統領選に「静けさ」など存在しないが、ここにきて本格的な「嵐の到来」が迫っている。どのような衝撃をもってしても、勝敗の行方を左右することはないかのように思われる今回の選挙戦。向こう4日間に2つの目玉イベントが立て続けに行われる。足元の現状は果たして見掛け通り不動のものなのか、試されそうだ。まず、ドナルド・トランプ大統領は26日に故ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事の後任候補を発表すると表明している。これを受けて、承認手続きを巡る与野党の攻防がいよいよ本格化する見通しだ。その後29日には、トランプ氏と対抗馬である民主党のジョー・バイデン大統領候補が直接対決する全3回のテレビ討論会の第1弾が開催される。
波乱含みの米大統領選、「嵐の到来」迫る
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