エイミー・コニー・バレット氏の米連邦最高裁判事への指名が承認された場合、米国の法律に保守派の考えを刻み込むという何十年にもわたった取り組みが最高潮を迎える可能性がある。そうなれば、政府の役割、個人の権利のほか、平等の保護、適正な法的手続き、残酷で異常な刑罰など長く論争の的となってきた憲法上の文言の解釈にも影響を与えることになる。1969年以降に最高裁判事に就任した者の大半(19人中15人)は、共和党政権が指名した人物だ。しかし保守派はこれまで、1930年代に確立され、アール・ウォーレン最高裁長官の下で1950年代、1960年代に花開いた進歩派寄りの多くの法原理を完全に取り除くことができずにいた。この時代の後、リベラル派は、長きにわたって少数派の4人の判事を維持して最高裁の右傾化を遅らせてきた。そして時には、保守派判事1人をリベラル派と同じ判断に引き入れることで、5対4で勝利を得てきた。
米最高裁判事にバレット氏指名、その意味は
就任すれば保守派6人対リベラル派3人に ギンズバーグ判事の後任
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