エイミー・コニー・バレット氏の米連邦最高裁判事への指名が承認された場合、米国の法律に保守派の考えを刻み込むという何十年にもわたった取り組みが最高潮を迎える可能性がある。そうなれば、政府の役割、個人の権利のほか、平等の保護、適正な法的手続き、残酷で異常な刑罰など長く論争の的となってきた憲法上の文言の解釈にも影響を与えることになる。  1969年以降に最高裁判事に就任した者の大半(19人中15人)は、共和党政権が指名した人物だ。