これまで報道されたスキャンダルなども、お酒絡みのものは割合的にも多く、朦朧(もうろう)会見なんて呼ばれた政治家の記者会見もあったし、セクハラやパワハラ報道もお酒の席での発言や行為が引き金となった件は数多く思い当たる。

 依存症傾向が特段なくとも、酒癖の悪い人は実際におり、それが原因で人間関係が拗(こじ)れたり、仕事や私生活に影響が出たりする場合もある。

 それについてはお酒を飲むと別人格になる、お酒を飲んだ時の人格こそ本性だ、お酒を飲んでこそ裸の付き合いができる、お酒を飲んでしか言えない意見など無価値だ、などなど人々の見解は分かれるが、そんな事情もあり、体質的に一切飲めないわけではなくとも、お酒を飲まないと公言している経営者やアーティストも少なくない。

酒の失敗で
最も避けるべきこと

 私はキャバクラやラウンジなど夜の街で長く働いてきて、それでなくとも学生時代は企業人との飲み会に余念がなく、なおかつ新聞社というどちらかというと旧態依然とした日本企業に勤めていたので、「酒の席」のオジサンたちはかなり多く見てきたと思う。

 上司によっては本当に酒で口が悪くなる人もいたし、キャバクラで威張り散らしてキャバ嬢だけでなく連れてきた部下や取引先にうんざりされている人もいた。

 本当に酒癖の悪い男と住んで、その酒癖の悪さが原因で同棲解消したこともあるので、その厄介さは縁を切りたくなるほどだという気持ちも痛いほどわかる。

 ちなみにその人は全裸で青梅街道を走ったり、路上に止めてあった自転車を頭上で振り回したり、路上でけんかを売って耳をちぎられたりしていたので、かなり深刻な部類に入ると思うし、現在の消息は割と不明だ。