米大統領選について投資家が知らない3つのことは以下の通りだ:誰が勝つのか、企業収益にとって最良なのは誰か、そして市場は誰がより望ましいと考えるのか。あきれかえっている読者も多いだろう。分かりきったことじゃないか!と。だが株式市場の動きは、2016年大統領選の前のように世論調査の結果にはっきりと沿っているわけではなく、多くの投資家が答えを決めかねていることがうかがえる。さらに悪いことに、投資家は16年大統領選で株式市場にとって最良の候補は誰かを確信していたが、その読みは完全に外れた。疑問を解くため、市場が好み、また理解できる2つのこと――減税と政府の刺激策――に立ち戻ってみよう。ドナルド・トランプ大統領は減税を選んでいるが、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領は法人税引き上げを目指しており、民主党が議会で大量に議席を獲得すれば実現する可能性がある。