ホワイトハウスは新型コロナウイルスで低迷する米国経済の下支えに向けて、1兆8000億ドル(約190兆円)規模の新支援策をとりまとめている。複数の関係者が明らかにした。議会民主党との交渉が長引く中、これまでで最大規模の提案になる見通しだ。この新案は、9日中にスティーブン・ムニューシン財務長官がナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)と協議する見通し。支援規模を巡るトランプ政権と民主党指導部との差がさらに縮まることになる。ドナルド・トランプ大統領は9日、「コロナ支援交渉が進んでいる。大きく行け!」とツイートした。下院では先週、3兆5000億ドルから2兆2000億ドルに規模を縮小した民主党の支援法案が可決した。