Photo:PIXTA

年金は3種の不幸に備える
「保険」である

 公的年金に関しては、最近ようやく少しずつ世の中の人の誤解が解けつつあるような印象がある。筆者もあちこちで年金について記事を書いているが、以前はまったく見当外れでエビデンスも無ければ、論理的でもない「年金破綻論」がコメントとして寄せられることが多かった。だが、そういう感情的な議論は影を潜め、まともな議論が出てきたのはとても喜ばしいことである。

 ただ、それでも年金についてはまだまだ多くの誤解が存在しているのだが、そんな誤解の中でも最も基本的な部分、つまり「公的年金の本質」、もっと突っ込んで言えば「公的年金の存在意義」について十分な理解がされていないように感じられる。