コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次の業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度のコンビニ編だ。
コンビニ4社/セブン独り勝ち、3社は苦戦
コンビニの主要4社が発表した9月度の月次業績データ(既存店売上高)によると、以下のような結果となった。
9月度において、ローソンの国内既存店売上高は、5.5%減(対前年同月比、以下同)、 ファミリーマ—トは4.7%減、ミニストップは3.8%減と、3社とも前年を割る厳しい状況が続いた。
一方で、セブン−イレブン(セブン&アイHD)の既存店売上高は、対前年同月比で2.4%増となり、コンビニ4社で唯一、前年を上回る「独り勝ち」の状況だった。
それでは、月次業績データにおける直近3カ月の平均値を基にした最新の業界天気図とともに、月次の業績の推移をデータで振り返り、コロナ禍からの回復状況を見ていこう。