ビジネスパーソンはもちろん、学生や研究者からも好評を博し、8万部を突破した入山章栄氏の最新刊 『世界標準の経営理論』。800ページを超える本書は、約30の経営理論を網羅しており、これらの理論はビジネスの「思考の軸」として活用できる。内容は章ごとに完結しており、いつ、どこから読んでも良い。ビジネスに関わる全ての人が、辞書のように利用できるのが特徴だ。
本連載では、この『世界標準の経営理論』のエッセンスを、著者の入山章栄氏自身が解説する。本動画だけでも経営理論の面白さを十分に感じていただけるが、あわせて書籍を読んでいただくと、より理解が深められるだろう。
今回の動画で学べるTOPIC
第1回では、全ての働く人に「世界標準の経営理論」が必要な理由について述べた。今回からいよいよ、経営理論の解説に入る。まず取り上げるのは、米ハーバード大学のマイケル・ポーターが中心となって提唱したSCP理論である。この世には儲かる業界と、儲からない業界があるが、いったいそれはなぜなのか。そのメカニズムをSCP理論が明快に説明する。
●経済学ディシプリンの経営理論
SCP理論、リソース・ベースト・ビュー、情報の経済学、エージェンシー理論、取引費用理論、ゲーム理論、リアル・オプション理論
●マクロ心理学ディシプリンの経営理論
企業行動理論、知の探索・知の深化の理論、組織の記憶の理論、SECIモデル、認知心理学ベースの進化理論、ダイナミック・ケイパビリティ理論
●ミクロ心理学ディシプリンの経営理論
リーダーシップの理論、モチベーションの理論、認知バイアスの理論、意思決定の理論、感情の理論、センスメイキング理論
●社会学ディシプリンの経営理論
エンベデッドネス理論、「弱いつながりの強さ」理論、ストラクチャル・ホール理論、ソーシャルキャピタル理論、社会学ベースの制度理論、資源依存理論、組織エコロジー理論、エコロジーベースの進化理論、レッドクイーン理論
◎野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)
「未来の経営学をつくる独創的指南書だ! 」
◎琴坂将広氏(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
「もはやこれを読まずして経営学は語れない」