月次業績データを見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれる Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界・業種を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。この度、9月度の月次業績データがまとまった。絶好調な企業、絶不調な企業について、ランキング形式でお伝えしよう。

コロナ禍でも絶好調な企業、絶不調な企業

 新型コロナ禍が企業業績を直撃している。

 航空大手ANAホールディングス(HD)の今期最終損益は、過去最大の5100億円の赤字となる見通しで、鉄道大手のJR東海も10月28日、今期の最終損益が1920億円の赤字になる見込みと発表した。JR東海が最終赤字に陥るのは1987年に民営化して以降で初めてのことだ。

 さらに、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は上場来初の最終赤字318億円を見込み、国内80〜90店舗の閉鎖や2021年度入社の新卒採用を中止する方針に踏み切った。そして、外食大手のロイヤルHDも正社員200人程度の希望退職を募集すると発表している。

 コロナ感染者数そのものは爆発的に増加する状態にはないものの、いまだ予断を許さず、企業経営への影響が収まる様子はない。

 コロナ禍から日本企業や日本経済が復活するのは一体、いつになるのだろうか。そこで、ダイヤモンド・アナリティクスチームでは、上場100社超、30業界を上回る月次業績データを調査した。

 企業経営における重要指標である「既存店売上高」や「来客数」等の前年同月比の推移を見ることで、企業・産業の再起力において、その明暗がはっきりと分かれていることが分かった。

 この度、2020年9月度の月次業績データがまとまり、108社計120指標を前年同月比の値で比較した。まずは好調なブランド・企業をランキング形式で発表しよう。