――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJのチーフコメンテーター ***  ドナルド・トランプ米大統領と民主党のジョー・バイデン候補は、最終的に自らをどのような存在として位置づけるかとの議論に今回の大統領選のテーマを回帰させた。つまり、「アウトサイダー」としてのトランプ氏、「結束者」としてのバイデン氏という両候補の原点に戻ったと言える。  22日夜に行われた第2回(そして結果的に最後となった)テレビ討論会では、これが総括的なテーマとなった。討論会自体は、怒鳴り合いのような初回と比べて、対照的な事例となった。