ナンシー・ペロシ米下院議長(民主、カリフォルニア州)は28日、政府と協議している新型コロナウイルス経済対策について、その詳細は大統領選後に変わる可能性があると述べた。ペロシ氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)インタビューで、「確約を得られたのはごくわずかだ。意見の隔たりは縮まったと言える」と述べた。同氏が最後にスティーブン・ムニューシン財務長官と協議したのは26日。約2兆ドル規模の経済対策について話し合ったが、詳細は決まっていない。双方とも11月3日の大統領選前に法案を可決する時間がないことを認めている。ドナルド・トランプ大統領は、国民に対する2回目の給付金支給などの経済対策を繰り返し求めてきた。ただ年内に法案を通すためには、共和党が過半数を占める上院で可決する必要がある。共和党内でも経済対策の規模を巡って意見が割れている。
コロナ経済対策、詳細は大統領選後に変化も ペロシ氏
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