夫の自己採点は高くなりがち?

 では家事の貢献度について、自己評価とパートナーからの採点はどうなっているか。
 
 まず女性側は危なげない。「よくやっている」「どちらかと言えばよくやっている」というポジティブな回答の合計がこれだ。

・自己評価………83.8%
・パートナー(夫)からの評価………88.5%

 自己評価と夫からの採点にほぼズレはなく、むしろ夫からの評価の方が高いので、「女性は自分で思っている以上に家事をよくやっている」ということができる。
 
 一方、きなくさいのが男性側である。「よくやっている」「どちらかと言えばよくやっている」の合計はこうなっている。

・自己評価………59.4%
・パートナー(妻)からの評価………40.1%

 4割の妻が夫の家事貢献度に満足している点は、救いと見れば救いだが、自己評価と妻からの採点に20ポイント近くの差が生じている点は看過できない。単純計算で20%の「俺ってよくやっているでしょ」と誇らしげな夫と、「あんたは言うほどやっていない」と内心思う妻が存在しているということである。
 
 もちろん事実は諸要素があって成り立っているものなので、「5人に1人の割合で夫は勘違いしている」と言い切ることはできない。このアンケート結果を参考にしても女性の家事負担割合の方が実質大きいのは事実だが、その家事をより多くこなしている側の女性だからこそ夫の家事へのジャッジの目が厳しくなり、それが採点に反映されている部分もあるであろう。家事の負担割合を押し付けられがちな女性の怒りもあるだろうから、なおのこと採点は厳しくなる。
 
 だから、実際は家事をちゃんとやっている夫でも、妻からの評価が低くなる可能性もある。では妻からの採点を上げるためには夫はどうしていけばいいかというところだが、こうなってくると、もはや若干妻から憎まれている危険があるため、妻の対夫感情を改善していく必要がある。
 
 夫が負担割合を増やすべく家事を買って出るのは、いうまでもなく効果的だ。実質的な家事貢献度を増やし、妻の対夫感情を改善するという両方向からのアプローチで、“妻評価の夫の家事貢献度”は高騰するはずである。