この中でも文京区は断トツで、最も犯罪が起こりにくい街になる。私が実際に住んでいた者として感じたのは、交通取り締まりが必要以上に多いことだ。主要な交差点などで白バイや覆面パトカーは常時待ち伏せしているほど多いので、車・バイクでの移動にはかなり注意を要する。つまり、安全過ぎるのだ。こうした交通取り締まり事情は区ごとにかなり違う。千代田区や港区では、大使館警備が主たる業務であることが多いためか、交通取り締まりはほぼないに等しい。隣接している区でも大違いなのである。

「犯罪が多い町」は?
同じ駅でも出口で明暗が分かれる

 犯罪件数が多い町は丁目単位まで特定されている。その近隣の駅は、新宿・池袋・渋谷の副都心に集中している。その他は、東京、蒲田、赤羽、品川、秋葉原、中野、錦糸町、下北沢、上野、亀有、新小岩、原宿、新橋、大森、王子駅などとなる。これらの中には、遊楽街やギャンブル関連施設があるところが多い。

 また、同じ駅でもどちらの出口を使うかで治安が大きく変わる場所がある。たとえば、大森駅の東口の大田区大森北1丁目は犯罪が多いが、西口に出ると高級住宅街である大森山王になり、様相は一変する。この町丁目単位の犯罪件数は、ホームページで誰でも閲覧することができる。「警視庁 町丁別 認知件数」で検索すると、エクセルファイルがダウンロードできるので、ぜひ確認してもらいたい。