先週の総括

 先週の日経平均株価は、週初から毎日の下落となり、先週1週間の下落幅は400円近くとなった。原油高を背景とした米国経済に対する不安感とともに、米国金融システムに対する懸念が再燃し、米国株式が下げ止まらない。ダウ平均は年初来安値を更新した。日経平均もその影響を受け、週末まで2007年11月以来の7日連続安となった。24日の売買代金は1兆7292億円と今年最低水準となった。結局週末は前週末比2.8%安い1万3544円で引けた。

 規模別には大型株の調整幅が大きかった。マザーズ指数は前週末比8.4%のマイナスと急落。業種別には電気ガス・陸運・水産農林などが上昇、一方でゴム製品・その他金融・不動産が下落した。

今週の予報

陸運業界:業者数増加など
競争環境厳しく
「雨」→「雨」

雨
雨

 今週の日経平均株価は、底打ちを予想する。2番底は経験則上1番底から3ヵ月程度の期間を必要とする。現在は3月17日安値1万1691円に対する2番底と考えてよかろう。25日間の騰落レシオが97%、9日間のRSI(相対力指数)が44%と底入れ感もある。注目すべきは両指数ともにポジティブ・ダイバージャンスを示していることだ。ダイバージャンスとは、日経平均株価とテクニカル指数の動きの相違を言う。日経平均株価は5月よりも低い水準にあるが、両指数は5月よりも高い位置にある。このような状況をポジティブ・ダイバージャンスと言って底打ちの時に生じやすいシグナルである。

 陸運業界の株価はジリ安だ。代表銘柄であるヤマトホールディングスの株価は27日現在1447円であるが、これは2000年以降の底値である2003年12月の1177円のわずか20%上でしかない。2005年4月には2570円まで吹き上がったものの、現状はそこから43%低い水準である。