【テルアビブ】過去4年間、イスラエルはベンヤミン・ネタニヤフ首相とドナルド・トランプ米大統領の親密な関係の恩恵を受けてきた。米国はその間、対イランの強硬姿勢からエルサレムをイスラエルの首都と認定することまで、総じてイスラエルの利益に合致する中東政策を推進してきた。  しかしネタニヤフ首相は今後、ジョー・バイデン氏の政権と向き合うことになる。バイデン政権は、何らかの形での対イラン核合意への復帰を模索し、パレスチナに支援を拡大するなど、主要な地政学的問題について米国の対応を変化させるとみられている。