JR西日本
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JR西日本の2020年9月中間連結決算は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で民営化後初の赤字に転落した。これを受けて中期経営計画の見直しを公表。反転攻勢のカギを握るデジタル戦略について、詳しく解説する。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

新型コロナの影響で
民営化後初の赤字に転落

 JR西日本の長谷川一明社長は10月30日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因する急激な業績悪化を受けて「JR西日本グループ中期経営計画2022」の見直しをすると発表した。

 同社の2021年3月期中間決算における連結営業収益は、前年同期比で半減となる3899億円で、連結経常損益は民営化後初となる1543億円の赤字を計上した。

 今年5月に前年比約11%だった山陽新幹線の輸送量は9月には同39%まで持ち直したものの、短期間での利用回復は見通せない状況にあり、通期の業績予測も約3050億円の赤字が予想されている。