マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣
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元マッキンゼーで、現在は経営者へのエグゼクティブコーチング、人材戦略コンサルティングを行う大嶋祥誉氏が、新刊書『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』を上梓。本書からの抜粋で、今日から即役に立つビジネススキルについて紹介していく。今回は、一流のコンサルタントがクライアントから相談を受けた際、どういったコミュニケーションで解決を導き出すかについて。顧客を納得させるノウハウとして、一般の営業活動にも応用できそうだ。

コンサル会社採用面接での
一風変わった質問

「日本には、郵便ポストがいくつ存在しますか?」

 あるコンサルティングファームの採用面接時の有名な質問です。

 転職のための面接を受けたとき、出し抜けにこんな問いを投げかけられたら、どう答えますか?

 すぐにスマホを取り出して日本郵政のホームページを確認し、「およそ18万です!」と答えれば合格できるのでしょうか?

 採用担当者は、もちろんポストの数を知りたいわけではありません。もし必要なら、自分で日本郵政の広報担当に電話すれば済むことです。質問を文字通り受け取ってポストの数を調べても、合格はできません。

 採用担当者が観察しているのは、この一見風変わりな質問を投げかけられた採用候補者が、「この人は、調べればすぐわかりそうなことを、どうしてわざわざこの面接の場で質問するのだろう?」という高い視点で考え、自分なりの仮説を用意してその後の話を進められるかどうかです。

「高い視点で相手の話を聴き、仮説を持って答える」というスキルが、コンサルティングファームでは大切になるからです。