コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度の家具・雑貨編だ。
ニトリ・無印良品・セリア
コロナ禍でも好調!
家具・雑貨の主要3社が発表した10月度の月次業績データ(既存店売上高など)は、以下の結果となった。
10月度の無印良品(良品計画)の直営既存店売上高は、前年同月比101.0%(1.0%増)、ニトリ(ニトリホールディングス〈HD〉)の国内既存店売上高は、同102.0%(2.0%増)だった。
今回取り上げる3社の中で最も好調だったのはセリアで、10月度の既存店売上高は、同107.2%(7.2%増)だった。