洗車のキーパーが売上高54.6%増!コロナ禍でも絶好調な2つの理由/その他サービス【10月度・業界天気図】Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度のその他サービス編だ。

コロナ禍で洗車のキーパー驚異の54.6%増!

 その他サービスの主要4社が発表した10月度の月次業績データ(既存店売上高、国内売上高、パーキング業績など)は、以下の結果となった。

 10月度のタイムズ(パーク24)のパーキング業績は、前年同月比91.5%(8.5%減)、理容店を展開するQBハウス(キュービーネットホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は、同85.4%(14.6%減)だった。

 タイムズとQBハウスが不調な一方で、今回取り上げる残りの2社は好調だ。

 写真館チェーンを展開するスタジオアリス(スタジオアリス)の国内売上高は、同119.2%(19.2%増)だった。

 そして中でも、絶好調なのが洗車やコーティングサービスを展開するキーパー(KeePer技研)である。コロナ禍の中でも既存店売上高が同154.6%(54.6%増)というすさまじい伸びを見せた。

 なぜ、キーパーは絶好調なのか?