「Go To」東京解禁でも京王プラザホテルは売上高78.8%減の理由/ホテル【10月度・業界天気図】Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度のホテル編だ。

「Go To」東京解禁でも
京王プラザホテルは売上高78.8%減の理由

 ホテルの主要3社が発表した10月度の月次業績データ(宿泊客数、店舗売上高、売上高など)は、以下の結果となった。

 10月度のプリンスホテル(西武ホールディングス〈HD〉)の宿泊客数は、前年同月比56.8%(43.2%減)、東急ホテルズ(東急)の店舗売上高は同50.3%(49.7%減)だった。

 最も苦境に立たされているのは前月の9月度と変わらず京王プラザホテル(京王電鉄)である。10月度の売上高は、同21.2%(78.8%減)だった。