コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度の自動車編だ。
トヨタ37.4%増、ホンダ38.1%増!自動車メーカーが好調
自動車メーカーの主要5社が発表した10月度の月次業績データ(国内販売台数)は、以下の結果となった。
10月度のスズキの国内販売台数は、前年同月比107.9%(7.9%増)、マツダは、同113.5%(13.5%増)、日産(日産自動車)は同116.8%(16.8%増)だった。
3社とも好調であるが、さらに好調なのがトヨタ(トヨタ自動車)とホンダ(本田技研工業)である。トヨタの国内トヨタ販売台数は、前年同月比137.4%(37.4%増)、ホンダは同138.1%(38.1%増)だった。
なぜ、自動車メーカーの販売台数は好調なのだろうか?