スティーブン・ムニューシン米財務長官は19日、米連邦準備制度理事会(FRB)と共同で立ち上げた一部の緊急融資プログラムについて、期限となる12月31日以降は延長しない方針を示した。ムニューシン氏によると、FRBによる地方自治体向け融資、中小企業向けの「メインストリート融資制度(MSLP)」などは延長されない。パウエルFRB議長は17日、これらのプログラムを延長しないのは適切ではないとの考えを示唆していた。ムニューシン氏は19日にパウエル氏に宛てた書簡で、3月に成立した法案で認められた資金で財務省がバックストップ(裏付け)となっている緊急融資プログラムの「目標が達成されたのは明らかだ」と述べた。
米財務長官、一部のFRB緊急融資の延長認めず
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