中国が18日発行した総額40億ユーロ(約4900億円)のユーロ建て国債は、欧州の超低金利を背景に、同国の国債としては初めてマイナス利回りで発行された。  この日、中国は3本のユーロ建て債を発行したが、このうち5年債の落札利回りはマイナス0.152%となった。10年債と15年債も発行し、落札利回りはそれぞれ0.318%、0.664%だった。  中国で新型コロナウイルス封じ込め後の経済成長が急回復していることに加え、中国のユーロ建て国債が比較的希少なこともあり、需要は堅調だった。  ディールロジックによると、中国の国債がマイナス利回りで発行されたのは初めて。