入院日数がかさむのは高齢になってから
それまでにいくら医療保険を払い込むのか?

 働き盛りを含めた35~64歳でも入院日数は29.5日。しかし、医療保険は相も変わらず、1入院限度日数60日型、120日型、そして180日型の3タイプが主流のままだ。

 「入院日数が加速度的に減っている昨今、入院給付金ベースの医療保険は実態に合わなくなりつつある」と指摘するのは、FPライフWVの西村和敏代表。

「大半の人には60日型でさえ、元を取ることが難しい」という。

 一方、手術給付金は、たとえまったく同じ診断書を提出しても、保険各社の判断によって、給付額が大きく異なるのが実情。

 また、入院給付金も入院すべてに給付されるわけではない。

 通常のお産入院や介護施設への入院などは給付されず、保険各社所定の対象となる入院をした後に受け取れるという条件がついていることが多い。

 このように、医療保険には標準の保障内容であってもさまざまな制約がかけられ、しかも、契約者はその制約に直面して初めて知るケースが後を絶たないのだ。


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