写真はイメージです  Photo:PIXTA

11月は、厚生労働省が定めた児童虐待防止推進月間である。この漢字ばかりの文字列に関係がないと思っている人も、これを機会に「子どもに好かれる」とはどういうことか、子どもとの向き合い方を考えてみないか。(フリーライター 武藤弘樹)

子どもを笑わせる万能テクとは

 子どもを笑わせるちょっとしたテクニックを紹介したい。教えてくれたのは保育園の園長を務める70歳の男性で、園児に懐かれ過ぎて園長が廊下を歩くと後ろに園児の列ができる、という人気を誇る。この園長先生と向かい合った園児は必ず抱腹絶倒する。
 
 この人が言うには、「子どもを笑わせるには“間”が大事」とのこと。「間を持たせると、子どもはそこで期待を膨らませて、どんどん楽しいスイッチが入っていく」と聞いて、なるほどと思った。

 ちょっと考えてみれば、幼児が大好きな「いないいないばあ」も間を使った遊びだ。「いないいないばあ」をやるとき、2回目、3回目で「いないいない…」と間を持たせ「ばあ!」と焦らすだけで、子どもを笑いの渦にいざなうことができるのである。

「間」のようなものは大人にしかわからないテクニックだと考えている人もいるかもしれないが、実は子どもこそ、「間」を心から楽しんでくれるのである。子どもを侮ってはいけない。