『世界一受けたい授業』など多数のメディアで注目されている“HSP(Highly Sensitive Person)”をご存じでしょうか?「些細なことが気になって疲れてしまう」「真面目すぎる」など、個人の性格だと思われてきたものが、研究によって、実は「生まれつき繊細な人」が「5人に1人」の割合でいることがわかってきました。
発売から立て続けに重版し、累計10万部を突破したHSP専門カウンセラー・武田友紀氏の『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』(ダイヤモンド社刊)では、そんな生まれつきの気質を持つ「繊細さん」が、「繊細さん」だからこそ深く味わえる幸せに気づき、伸ばしていくコツを紹介しています。本記事では、同書より一部を公開します。

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いまいちやる気が出ないときは
「整える」が効果的

「元気が出ない。眠いわけじゃないんだけど、なんとなく気分が落ち込んでいる」
「やりたいことはあるんだけど、いまいちやる気が出ない」など、休むほどじゃないけれど動くには元気が足りないときってありませんか。

 そんなときは、「休む」と「動く」のあいだの「整える」が効果的。感じる力を使って心身を整え、エネルギーチャージしましょう。

「元気を出さなくちゃ」「やる気を出そう」と頭で考えてもなかなか難しいもの。根性だけでなんとかしようとせず、まわりの「いいもの」に助けてもらうのです。

 好きな音楽をかける、お気に入りの写真集を眺める、「この人のSNSをみると元気が出る」という人のブログを読むなど、エネルギーをもらえるものに触れてみましょう。

 特におすすめなのは、空間を使ったエネルギーチャージです。これはとっても簡単で効果的。

1.好きな空間へ行く
2.なにもせずに10分ぐらいじっと座っておく

 これだけです。

 スマホもパソコンも見ずにただ座り、その場の空気感に身を浸すと、ざぁーっと刺激が流れていき、心身が整って、エネルギーが湧いてきます。

「それって休んでるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、感じる力の強い繊細さんにとって「素敵な空間でじっと座っている」のは心を満たすエネルギーチャージになるのです。

 心地いい音、風景、香り、空気感……、自分に合う空間に身をおくと、その空間の「感じ」が五感すべてから入ってきて、心身に溜まったノイズを流すせせらぎのような役割をしてくれるのです。

 エネルギーチャージできる空間は、人によって様々です。

「間接照明だけが灯っている静かな喫茶店」
「図書館。本に囲まれると守られている気がする」
「カフェのテラス席や、庭園のあるお茶処。緑がみえて座れるところがいい」
「家の近くにある河原。桜並木があって、寝転がれる」など静かな空間はもちろん、人によっては
「ちょっとザワザワしたカフェのほうが落ち着く」
「行きつけのごはん屋さん。顔見知りの店員さんと会釈するだけでほっとする」
「サッカー観戦が楽しめるスポーツバー! みんながワイワイ盛り上がっていると、自分も元気になる」
「ホテルのラウンジ。天井が高くてガラス張りのゴージャスな空間が好き」などの例もあります。

 自分に合う空間をいくつかみつけておいて
「今日は図書館だと静かすぎるから、カフェにしよう」
「人恋しい気分。顔見知りの人がいるお店に行こう」など、気分によって使い分けてもいいですね。

 心身にエネルギーをくれる素敵な空間を、ぜひみつけてくださいね。

(本原稿は『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』武田友紀著の抜粋です)